コーヒーの濾過 その3

最後に、ネルドリップについてご説明致しましょう。ネルドリップとは、フィルターとして布(ネル)を使い、コーヒーを抽出する方法になります。

この時フィルターとして使う布は、主に綿フランネルを使用します。ネルドリップは、紙ではなく布を使うことで、抽出する時間も長くなり、ペーパードリップよりもコーヒーに含まれる油分がより抽出されやすいのです。ペーパードリップよりもまろやかな、ボディ感がある味わい(濃い・薄いだけではなく厚みのある味わい)になります。また、ドリッパーを使わないので、ペーパードリップに比べて抽出時に温度が下がりにくくなっています。

ネルドリップをする時は、お湯につけておいたネルフィルターの水気を取りましょう。お湯でつけておくと、初めからネルを温めておくことが出来るので、より抽出しやすくなります。ペーパードリップよりも少し温度は高めで、90度のお湯で抽出していきましょう。この時、神経を集中して、ちょうど真ん中に、円を描くようにお湯を注ぎます。この時表面に出る泡のようなものは、コーヒーの雑味の原因になるものなので、一番最後まで抽出しきらないように注意して下さい。

ペーパードリップと違って、ネルドリップは器具の保存方法も気をつけなければいけません。ネルドリップの方法を使った後は、コーヒーの油膜の酸化対策として器具をすぐに洗い、冷水に浸けて保存しておくことを心がけましょう。ちょっとした器具への気遣いが、美味しいコーヒーを淹れる為の第一歩に繋がるのです。


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